SOLD OUT
”小さな草花を持ち帰る”
春になり可愛らしい花や草が芽吹いています。この小さな一輪挿しは、「Stay Home」と呼びかけられたコロナ禍に生まれました。殆ど犬の散歩でしか外に出ることがなくなった六代目の上出惠悟が、平凡な風景の中にも小さな自然の営みを発見し、草花を家に持ち帰って部屋に活けたいと思ったことをきっかけにデザインしました。
◎その時の様子は今でも上出のインスタグラムアカウントのハイライトで見ることができます。https://www.instagram.com/kamidekeigo
”天目釉を施した特別なもの”
一輪挿しは大小あり、現在は定番品としてオンラインショップで購入可能ですが、本品はそれとは異なる天目釉を施した特別なものです。天目釉は鉄釉による茶褐色で、轆轤まつりの為に調合されました。絵柄を際立たせるようにマークと裏印部分以外を外して天目釉を施しています。形は分銅型で、轆轤師による手挽きで(型で作られたものと比べると)重く安定感があります。
https://www.choemonshop.com/collections/others
”マークの意味”
上出家の家紋でもある木瓜(もっこう)紋は、鳥の巣を図案化した(瓜を切った断面を図案化したとも…)との説がある有職文様です。有職文様とは、平安時代の公家が用いていた伝統的な文様で、元は大陸から伝わった古いデザインです。鳥の巣である木瓜紋に、武家が愛した雁金文様(雁金(=ガン)はカモ科の水鳥)を加えたユーモラスなデザインです。マークの周りにはかつて使われていた旧名である「寺井(町)」や「割烹食器と茶器」などの言葉が並んでいます。マーク、裏印共に判子を捺して絵付を施しています。
φ50×H72mm/化粧箱入
※タワシや研磨剤のご使用はお控え下さい。
※食洗機、電子レンジ使用可。
※直火・オーブン不可。